■ 本人はネガティブじゃないのに、他人が勝手に「あなたはネガティブだ」と決めつける現象 ■
そういうのはよくあること。
例えば、私が
「私を粗末に扱う人間は嫌い」
という発信をしたとき。
その発信を見て、
「あ、ネガティブな視点が強いな。
他人の悪いところばかり見ているな。
ネガティブな悪い状態になってるんだろうな。」
と決めつける他人もいるかもしれない。
だけど、実際の本人は、全然悪い状態ではなかったりする。
本人には本人の想いや目的があって、
意識的にそういう発信をしていたりする。
それなのに、
「こいつはネガティブで悪い状態になっているに違いない。」
と他人に決めつけられると、
「んー、なんか全然違うんだけどなー。。」
とモヤっとした気持ちと寂しい気持ちを感じる。
・・・・・
「決めつけ」ってよく起こる現象。
私自身もしょっちゅう他人のこと決めつけている。
「この人はきっと~に違いない」
なんて。
それはある意味、自然なことでもある。
だって、本人の真相や真意なんて、
言わなければ他人には分からない。
言ったとしても、他人には分からなかったりする。
前回投稿した、
■ 「見えないもの」を見ようとする姿勢 ■
という記事にも書いたように。
私たちの「見えているもの」は、
「省略」された状態のものだったりするから。
だから、私も他人も分からなくて当然。
決めつけだって、私も他人も日常茶飯事。
だけど同時に、
決めつけることは危険。
「こいつは~だろう。」
「こいつは~に違いない。」
そうやって、無意識に決めつけ、押し付けている私たち。
ほんの少し、その人の表面上「見える部分」だけをかじっただけなのに。
実は、その人の真意や想いなんて、
全然確認すらしてなかったりするのに。
なのに、私たちは、すぐに決めつけてしまう。
そして、自分の主張が絶対正しいと言わんばかりの態度をとってしまう。
私も、あなたも。
誰かに何かを教える立場の人って、特に、
その決めつけに敏感にならないと、
正しい良いことをしているつもりが、
実は正反対の暴力になってしまうことは往々にして、ある。
もちろん、自戒を込めて。
・・・・・
結果を出していたり、人に支持されている人が
「~な人間はダメだ!嫌いだ。」
と発信するのと、
他人からみて上手くいっていないと決めつけられやすい人が
「~な人間はダメだ!嫌いだ。」
と発信するのって、
実は、何も変わりがなかったりする。
だけど、私たちは、
偉い人が言っていると
「教訓」「学び」
と捉え、
偉くないと自分が無意識に決めつけている人が言っていると
「愚痴」「ネガティブ」
などと判断する。
ぶっちゃけ、どちらも同じだったりするのに。